スタジオ ジスト
銀粘土(アートクレイシルバー)・ガラスフュージング・クレイクラフト教室





アートクレイシルバーのコツ

まず、アートクレイシルバーで作品を作る場合の注意点は、焼成後に縮小する点です。
この性質を理解してデザインを考え、造形することが大切です。収縮の度合いは形状・大きさ・粘土の量により異なります。基本的に大きな作品になるほど収縮率は上がります。

リングを作る場合、太さが3mm程度のひも状であれば3号大きめのサイズで作ります。厚さが1.5mm、幅1cm程度のリングは4号大きめのサイズで作ります。それ以上に太さや幅が大きい場合は5号大きいサイズで作ります。

焼成前(13号で造形) 焼成後(完成品は9号)

その他のアクセサリー(ペンダントやブローチなど)にも収縮の影響は出ます。厚みや体積が大きい部分と細くて薄い部分を併せ持つデザインの場合などは、粘土の収縮により細い部分がちぎれてしまう場合があります。この対処法は上記のリングのように一言では言い表せないので、お教室で習うことをお勧めします。

彫金技法も使えることのメリット
当教室はアートクレイシルバーの教室ですので基本はあくまでも銀粘土ですが、場合によって一部彫金技法も使います。

彫金で使う主な素材は地金(銀の板・棒・線)です。従来の彫金技法は技術や経験が必要で習得までには時間がかかりますが、銀粘土は比較的簡単に作成することができます。両者の素材の特徴や技法を生かせれば、よりきれいに・安く・早く・簡単・丈夫に作ることができます。

まず、素材面でのメリットですが、地金とアートクレイシルバー(銀粘土)の特長を生かして作ることができます。1つの作品であっても、この部分は銀粘土を使い、この部分は地金を使うという造形が可能なので、強度が増したり簡単になったりと合理的な作成ができます。

次に技法面のメリットですが、既に銀化しているシルバーパーツなどを銀粘土に組み合わせたい場合、作品のデザインによっては銀粘土の収縮によるトラブルが起きることがあります。既に銀化しているシルバーパーツは縮みませんが銀粘土は焼成時に縮むからです。あらかじめそのトラブルが予想されるデザインならば、焼成後にロウ付けをする方がきれいに早くイメージ通りに完成させることができます。逆に焼成後の状態によっては、アートクレイの油性ペーストを使った方が隙間もなくきれいに出来上がるというケースもあります。

また、リペア(既存のリングのサイズ変更や破損の修復)を行う場合、その作品のデザインや破損や変更の状態に合わせて、彫金技法のロウ付けをするか、アートクレイシルバーの油性ペーストを使うかを選べます。どちらかの技法だけでは直せないような作品であっても、両者を使い分ければ簡単に直せる確率が上がったり、制作時間の短縮になったり、きれいに仕上げることができます。

基本的な素材は銀粘土ですが、上記の例のように時には地金を使うこと、そしてアートクレイ技法と彫金技法の両方を使えれば、2つの素材や技法の特徴や長所を生かして作ることが可能になるというわけです。

アートクレイシルバーに彫金技術を取り入れた作品の本は2冊出版されています。
下記の本は当工房にあります。お取り寄せも可能です。
アートクレイシルバー彫金技法の基礎 アートクレイシルバー彫金技法の応用

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